競馬専門紙が予想をするにあたって、もっとも重要視していると思われるものは取材によって得られた情報だと思われます。

データの分析も当然のように重要視されていると思われますが、基本的なデータは有料サービスに加入すれば一般の競馬ファンでも入手することが出来るために差別化の要因とはならないからです。

具体的な取材によって得られる情報は、関係者と呼ばれる調教師や厩務員、更に騎手などから得られたコメントや、調教時のタイムや動きになるでしょう。

競馬予想会社ではこのような取材をすることが出来ません。

JRAではメディアに対して取材章を発行して取材を許可していますが、既に存在しているメディア以外の新規参入を阻む意識があるのか非常に閉鎖的であり、競馬予想会社などが取材をすることが出来ない状態が続いています。

このような閉鎖性は、参入できない各社や記者・ライターといった競馬関係者から、しばしば批判の対象となっています。

一方で競馬の売上は全体に下落傾向が続いており、下げ止まらない感じが続いています。

このため一部の競馬雑誌や競馬専門紙が廃刊となるケースが出てきており、閉鎖性と相まって競馬界全体に閉塞感を生み出しています。

この方針が変化し、インターネット系のメディアに対しても取材が許可されるようになれば、競馬全体の裾野の拡がりに繋がり、ひいては競馬の売上の底上げ効果が見込めるような気がします。

もっとも主催者であるJRAにとっては「競馬の公正確保」という命題があり、勃興の激しいインターネット系メディアに対して、簡単に取材章を発行したがらない理由も理解出来る側面があります。

しかしインターネットという大きな流れに背を向けては、これからの競馬界の発展は難しいということは衆目の一致するところでしょう。

難しいのは承知のうえでインターネット系メディアと付き合う方向・環境づくりが求められています。

相互